行政書士袴田栄里子事務所 本文へジャンプ
めるまが(必見!誰でもわかる「お茶の間法律ミニ講座」)

え?こんな法律もあるの!?え?こんなことしちゃいけないの?
知っててよかった!

などなど、法律は意外とあなたの身近にあるんです。
気楽に読めて、法律を知って、賢く正しく生きましょう!


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(ご注意)本メルマガに採用された法令は執筆当時のものとなっております。 

え?うちに侵入した隣の木の枝は切ってはいけないの??


そうです。お隣の方がどんなに横着でボーボーに木の枝を伸ばしていても、自分の家の領域に入ってきているからといって、勝手に切ってはいけません。「切り取る(剪除する)ことを請求できるだけ」です。このことは民法第233条に規定されているのです。ちなみに木の根っこが侵入してきた場合は自分で切り取ることができます。

これは過去に行政書士試験にでたんですよ~。
受験生で知っていた方、あなたは勤勉です!

この条文を知ってから、隣の木の枝が怖くなりました・・・



ええ?隣から自然に流れてくる水は堰き止めてはいけないの?

そうです。たとえば隣の土地が自分の土地より高かった場合、大雨の時など雨水が流れてくる可能性がありますよね。でも、「ちょっと!うちが水浸しになるじゃない!!」とその水が自分の土地に流れてくるのを防いではいけないのです。
これは民法第214条に規定されています。
さらにその次の第215条では、事変(山崩れなど)によって水の流れが低地でふさがってしまったときは、高地の所有者は、自分の費用でそれを流すために必要な工事をすることができると規定しています。

民法は私人間の法律関係を規律する法律でありますが、なかなか細かく日常生活に関係あることまで規定されているでしょう?これを読んでいただいて興味を持った方がいたら幸いです。だからってみだりに「六法」など開かないほうがよろしいかと思います(冗談です)。民法の第1~3編は明治29年公布で「漢字とカタカナ」のオンパレードなんですよ~。


今週のハカマダの目

なぜこんなコーナーを設けたかといいますと、実は私は行政書士でありますが、普通の主婦でもあります。洗濯もしますし、ご飯も作りますし、立ち話もしますし、スーパーの安売りに心をときめかせたりもします。ですので「主婦必見!」としたからには、ぜひ主婦の目を通して感じたことなどを「娯楽」の意味も込めて書きとめていきたいと思い、設けた次第であります。

この地に引越して以来、5年がたとうとしていますが、昨年から犬を飼い出して散歩をするようになって思ったのは今まで知らなかった道や店がこんなにあったのかということ。いつも駅近くのスーパーばかりいっていたのですが近くに商店街を発見!「スーパーより高いんだろうな。」と思って覗いてみたら、なんとお気に入りの乳酸菌ドリンクが定価150円が58円でした。(!)「信じられない!」とばかりに12本も抱えて帰りました。二の腕にかかる負荷よりも家計を節約できたという誇らしさ(?)で胸が一杯になり、あっという間に帰宅できた次第でありました。




え?人から借りたものを別の誰かに貸してはいけないの?

そうです。あなたが友達Aさんから物を借りたとしましょう。それをあなたが使っているところに友達Bさんがやってきて「それ、貸して。」と言ったとしましょう。あなたは「Bさんは友達で、しかもいい人だし、まあ、大丈夫だろう。」と何の気なしに貸してはいけないのです。

民法では第593~600条に「使用貸借」としてきちんと物の貸し借りを「契約(ただでも契約なんですよ~)」として規定しています。使用貸借契約は当事者の一方が無償(ただ!)で使用・収益をした後に返還すること約束して相手方がある物を受け取ることで成立するのです。その中でも第594条に「借主は貸主の承諾がなければ、第三者に借用物の使用または収益をさせてはならない」と規定しているのです。

うっかり無断で貸してしまったりしたら「契約の解除」だけではすまず、損害賠償請求なんてことにもなりかねませんので注意してくださいね。


今週のハカマダの目

今週は「主婦」というよりは「愛犬家」の目でいかせていただきます。

うちには1歳と1ヶ月になるクリーム色のミニチュアダックスがいますが、わが「袴田国」では人権が与えられるのみならず、「外務大臣」にまで出世してしまい、すっかり外交は犬に任せています。とにかく外にでると滅茶苦茶愛想がいいのです。

犬にも寄っていきますが、人間(なぜかメスなのに女の人が好き)が通ると、こちらが阻止するのも無視して、ものすごい馬力で私を引きずって、その方に向かって「遊んで、遊んで」とスリスリしています。その方が犬好きなら幸いなのですが、先日、スーパーの入り口で友人とさよならをしていたところ、後方から「ああっ!私、犬が嫌いなんだけどっ!」と年配のご婦人の叫ぶ声が・・・。

「え?」と私が思う間もなく、犬がその方に向かって突進し、その方も入り口に向かって突進していらっしゃったので、もう最悪の事態に・・・。「だから、嫌いっていっているでしょうがっ!」とさらに大きな声でお叱りを受けてしまいました。犬嫌いな人もいるからフンの始末をはじめ、マナーはきちんとしているつもりでしたが、さすがに凹んでしまいました。友人も「たらーり」と同情の眼差しをスーパーの中から投げかけていました。

確かに散歩をしているといつも同じ家の縁石に同じ犬のものととおぼしき「落し物」がしてあって、家主の方が一生懸命洗い流しているのを見て、「ひどいことするなあ・・。毎日あんなことされてたら犬が大嫌いになってしまうだろうな。」と感じていました。ですので全国の愛犬家の皆さん、一人でも犬嫌いな人を減らすべく、きちんとマナーは守りましょうね!そして嫌犬家の皆さん、きちんとしている愛犬家の努力も少しは認めてやってくださいませ。




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