え?遺言したけど気が変わったって?(遺言の撤回) 
 


遺言を作ったものの
年数がたち
状況も変わり
「やっぱり前作った遺言は取り消したいなァ。」

と思うこともありますよね。

もちろん作った本人ならいつでも自由に取り消すことが可能です。
それは全部でも一部でもです。
またいつでも自由に変更もできます。
こちらも全部でも一部でもできます。

気をつけねばならないのは
前の遺言の内容と後の遺言の内容に違いがある場合には
その矛盾点については「後の遺言」が優先されます。


たとえば前の遺言で
「▲不動産を長男○男に相続させる。」
としていたのを

後の遺言で
「▲不動産を長女■美に相続させる。」

としていた場合は

後者が優先されるということです。


また
遺言者が生前、▲不動産を売却してしまった場合などにも
この部分については撤回されたことになります。


モノが処分された場合だけでなく
遺言書自体を遺言者が破ったりした場合は
撤回したことになります。


え?


「なァんだ。いつでも撤回できるから適当に作っておいても平気かなァ〜」


なんてのはダメですよ。。



今月のハカマダの目



世田谷以外に事務所を構えてる同業者に
世田谷の話をしていたら

「ねえ。ねえ。世田谷って「世田谷区世田谷」っていうくどい
地名あるよね?」

と言われました。


「あ〜ら。世田谷区世田谷には世田谷区役所の本庁舎があって
世田谷の中心みたいなものなのよォ〜。近くには法務局、
税務署、都税事務所等々便利なところなのよォ〜。」


と言ったら
「へええ。世田谷線なんてあまり乗らないから知らなかったなァ。。」

とマジにびっくりしていました。


そう。区役所のある辺りは
世田谷で仕事しているハカマダにとっては
とっても便利。
世田谷線を数駅乗れば、またまた仕事でよく行く三軒茶屋だし、
はたまた三軒茶屋経由半蔵門線で渋谷とか都庁とか港法務局とか
いろいろ行けるのです。

その便利な世田谷線には
京王線在住のハカマダは下高井戸で乗り換えできるのですッ


ハカマダが住んでる上祖師谷ものどかで好きですが
世田谷線沿線も別の意味でのどかで大好きですッ


皆様も機会があったら世田谷線に乗ってみてくださァ〜い^^
(って東急の回し者じゃないんだけど、、)





 
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え?期限には気をつけてって?(添付書類)


ハカマダは仕事で
色々申請しているわけですが、
申請時に

「戸籍」
「住民票」
「印鑑証明書」
「登記事項証明書」

など添付することがよくあります。


お客様から預かったそれらの書類を受け取って

まず

「日付のチェック」

そう。
取得した年月日を確認するのです。

役所ではよく
「印鑑証明書(3ヶ月以内のもの)」と期限をもうけていますので
もし期限間近な印鑑証明書であったら

「もう一回取得していただけるものか。」とか
「それが無理ならなんとか申請を前倒しできないものか。」

とあれこれ対策を考えるわけです。

特に個人の印鑑証明書は遠方のご実家に住民票をおいている方が
いらっしゃったりするので取得するのも手間と時間がかかります。

再取得に手間と時間がかかる場合は
徹夜覚悟で申請を「えいや〜〜〜ッ」と早めてしまうこともあるんです。


たった1日過ぎても

お役所では「ダメなものはダメ」と言われてしまいますので
要注意です。


そう。昨日までは活躍してくれてたであろうその書類は
期限がきれた今日はただの紙切れとなってしまうのです(T_T)


ただし、期限をもうけていない場合もありますので
そういうものに使用しましょう^^



今月のハカマダの目


今年も梅雨あけが7月の終わり近くでした(涙)
「もう8月じゃないのォォォ〜」と絶叫したハカマダ。
夏は1月しかないと思うとかなりショッキングです。


去年も夏が短くて「夏大好き女」のハカマダはがっかりしたものでした。

ちょっと前までは夏って3ヶ月くらいあったような気がしていましたが
こんなに梅雨がのびてしまっては夏はそのうちなくなるのではないかと心配です^^;


どうせなくなるなら冬がいいんだけどなァ・・

いやいや。日本は四季のすばらしさが魅力なお国ですから
冬は冬でやっぱり大事^^


あーでもない、こーでもないと考えているうちに夏は過ぎていきそう。。


なので。

あまり考えずにあるがままの「日本」を受け入れることにしました♪(なんだそれは)





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え?予備的条文って?(遺言の予備的条文)
        


遺言シリーズにまた戻ってしまいました^^;

自筆証書遺言を作成し、ちょくちょく見直す方はよいのですが
公正証書遺言にし、費用をかけた方にご参考にしていただきたいのが

「予備的」な条文です。

公正証書遺言は保存期間が「永久」なので
若い頃作った公正証書遺言でも
亡くなるまでなにもしなければそのまま残ることになります。


たとえば「私は妻に全部あげよう。」とか「長男に全部あげよう。」
と思ってその通りの公正証書遺言を作ったとします。

「これで一安心だ。やれやれ。」

と思う前にちょっとこのことを思い出してください。

死亡時期が


「本人」 → 「相続させたい人(または遺贈したい人)」(上記でいえば妻もしくは長男)


であれば問題ないのですが
それが逆で、相続させたい人もしくは遺贈したい人が先に亡くなった
もしくは
本人と相続させたい人もしくは遺贈したい人が「同時死亡」したとしましょう。


そうなると「あげたい人はもうこの世にいない」ので
その遺言通りに相続させることはできなくなり、法定相続となります。


「別にそれはそれで親にいくからいい。」


という場合はそれでOKです。


しかし
「妻がいないのであれば、御世話になったあの人に遺贈したいなあ。」

なんて場合は
予備的に「妻が先に亡くなった場合」や「同時死亡」の場合に
その人に遺贈する条文を入れるということもできるのです。


せっかく費用をかけてつくった公正証書遺言を
何度も作り直すのは結構たいへんです。


いろんなこと想定して作ると都度作り直す必要もなくなるんですね^^



今月のハカマダの目


今年はびっくりするほど暑い夏でしたね〜。

暑くなるのが遅かった割に
いや遅かったからか「灼熱〜〜〜〜♪」みたいなお日様にノックアウトされた
方も沢山いらっしゃるのではないでしょうか。

夏休みなのに、いつもだったらお子様たちが
「わ〜〜〜」とかいって走ってる声が表から聞こえるのに
「全然お子様たちにあわないッ」
ので、それほど暑いのかと驚きました。

というか。

午後外出すると
駅前にいつもならウジャウジャ人がいるのに

「がら〜ん」

と人が少なく、大人も子供も犬も猫もみんな避難していた様子。。


いや〜。ハカマダくらいですかね。。


避難しなかったの。。。^^;


だから今年の夏は人気がない通りをテクテク歩いた
「静かな静かな」夏でした(笑)


さて。秋はどうでしょうか。

灼熱の秋?
極寒の秋?


最近の気候からするとちょっと怖いですよね〜(笑)






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え?生きている時にあげたけどいいよって?(特別受益の持ち戻
し免除)


 
子供が結婚する際に親から持参金などとしてお金をもらったり(贈与)、
またマイホームを持つときに
住宅資金など生計の資本としてお金をもらったりって(贈与)
よく聞きますよね。


この贈与は
被相続人の生前に特別に財産をもらう「特別受益」とされ、
相続人間の平等を諮るため、この「特別受益」を
相続財産に加え、その合算した額を「相続財産」とみなし、
それを法定又は指定の相続分によって算定し、各相続人に配分します。

ただし特別受益者に関しては、
上記の算定方法によって得られた相続分から
「特別受益」分を控除します。

例)

「遺言」無し

相続人子供A(特別受益者) 「特別受益」額−500万円
相続人子供B(特別受益を受けなかった者)

「相続開始時に有していた相続財産」−1000万円
+「特別受益」−500万円 
= 「配分する相続財産」−1500万円
 

相続人Aの今回受け取る相続分

1500万円÷2 =750万円−500万円 =250万円

相続人Bの受け取る相続分

1500万円÷2 =750万円


つまり相続開始後、それぞれの相続人が受け取る金額は
このように調整されるわけです。
この特別受益分を相続財産に戻すことを
「特別受益の持ち戻し」といいます。


ところが
親が「Aは私の面倒をよく見てくれた。とても感謝している。
特別受益を持ち戻さずにおける方法はないものか。。」

と思うこともありますよね。

そういった場合は

「特別受益の持ち戻し免除」の「意思表示」を親(被相続人)がおこなえば
よいのです。

特に決まった方式があるわけではないのですが
後々の紛争を防ぐためにも
「遺言」などで残しておくことをおすすめ致します。


ただし他の相続人の遺留分を侵害する場合は、遺留分減殺請求されると
その範囲内で効力を失いますので覚えておいてくださいねッ





今月のハカマダの目


ハカマダは仕事柄ご近所の郵便局へ
毎日(多いときは日に何回も)行きます。

書類の送付、支払い、お金をおろす、小為替を買う、
はたまた
相続の手続でも行ったりしているうちに

郵便局の方が顔を覚えてくださるようになりました。

この前は広告が入ってるため
民営化後は使えなくなるということで書類をはさむファイルを
「どうぞ使ってください。」
とたくさん頂きました。

ファイルは買っても買っても
お客様に発送する時に使用するので
湯水のようになくなるのでかなり嬉しかったです^^

また
違う時には
「あ。袴田さん。。そういえば、、民営化後は小為替の手数料が
現行の1枚10円から1枚100円になるんです。。。
こちらもびっくりです^^;」

と業務上の情報も教えてくださったりと
何かと御世話になりっぱなし♪

郵便局のよさって
家との距離だけでなく
イメージ的にも「身近」なところなんでしょうねー


民営化後はもっと身近になるといいですね♪




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